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病の癒えた大女将・カツノが加賀美屋に復帰した。環は女将として実権を振るっていただけに苦々しく思ったが、顔には出さない。夏美は仲居の仕事にも慣れ、佳奈という親友もできて盛岡の生活は充実していた。
ある日、ジュンソが加賀美屋を訪れる。ジュンソは韓国のスターだが、どことなく寂しげで付き添う人もなく、何やらワケありな様子であった。一方、横浜の柾樹に問題が起きた。すぐに盛岡に帰ってくる予定だったが、断れない仕事ができて戻って来れないのだ。そのことに夏美はひどく落胆する。そんな夏美にジュンソが2年前に日本にいたときの恋人を探すのを手伝って欲しいと頼む。
夏美は下宿の裕二郎たちに協力してもらい盛岡中を探すが手がかりがない。ジュンソが帰国する前日になっても見つからず、ジュンソも夏美もあきらめてしまう。その時、カツノが「お客様に心から喜んでいただけるおもてなしをするように」と夏美を諭す。夏美たちはジュンソをラジオに出演させて恋人に呼びかけさせることを思いつく。翌日、帰国の寸前にジュンソは恋人と再会を果たした。夏美は自分も柾樹のことを信じて盛岡で待とうと心に誓う。
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