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柾樹は夏美のおかげで、父の政良と二十数年ぶりに再会し和解することができた。柾樹が加賀美屋を強引に改革しようとしていることを知った政良は、環たちとも心を開いて話し合えばきっと分かり合えるはずだと忠告する。盛岡に戻った柾樹は素直な気持ちで環に感謝し頭を下げた。
そんな時、カツノが倒れ病床に伏せる。カツノの死期が近いと感じた環は、夏美と柾樹の結納を近々行うと言い出した。急な話に啓吾や房子は戸惑うが、横浜で行われた結納は無事に終わった。そのあと開かれた両家の会食も和やかに進んでいたのだが、加賀美屋の跡継ぎの話になって列席者の雰囲気がまずくなる。だがその時、環が夏美を若女将にするとはじめて公にした。
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