第10週「いのり」12月4日(月)〜9日(土)

町子は、戦中戦後を過ごした自分たち家族の物語を書き続ける。昭和19 年、戦況は、ますます厳しくなっていた。女学生の町子は聖書に関心を抱き、友人の梅原に誘われて、小さな教会を兼用している幼稚園にやってくる。そこで牧師の竹山に出会う。心が澄み、美しくなる気がした町子は、日本臣民の考えと聖書の教えとの違いに疑問を持ちながらも、せっせと幼稚園に通うことになる。

その年の4月、町子は女子専門学校の1年生となる。そして7月、花岡写真館では、徳一が写真教室を開く。カンジが熱心に徳一に写真技術を教わる。そんなとき、梅原の父親が校長を務める小学校で火事があり、天皇皇后両陛下のご真影や教育勅語を安置していた奉安殿が消失する。

梅原の父は、責任をとって自殺をしてしまう。梅原の家族は大阪を離れることに……。昭和20年、町子は、勤労動員で兵庫県にある飛行機の部品工場で働くことになる。そんななか、町子のいとこの信次が戦死した知らせを受ける。悲しみのなか、和代が男の子を出産する。町子の弟である赤ちゃんは信夫と名付けられた。

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