第15週「奄美想いて」1月8日(月)〜13日(土)
町子と健次郎が一日家をあけ、喜八郎とイシが子どもたちの面倒を見ることになる。だが、その夜、亜紀がケガをし、痛みは一時治まったが、喜八郎が飲みに出かけている深夜に、亜紀は再び痛み出し、イシが不安に駆られる……。
亜紀のケガは大事に至らなかったが、そのことで喜八郎とイシはケンカとなり、二人は口をきこうとしない。イシは、町子に、喜八郎は大事なことを忘れてしまうと愚痴をこぼす。そして健次郎と晴子の間に、生後三ヶ月で亡くなった娘がいたことをうち明ける。イシは、亜紀のケガが、50年前の奄美でわが子を亡くした悲しい思い出と重なって見えたのだ。
そして、幼くして亡くなったわが子のことを喜八郎は忘れてしまっているという。町子は健次郎に相談するが、イシも大事なことを忘れていると健次郎はいう。それ以上のことを町子に話さない健次郎だったが、翌日、家族のふとした会話の中で健次郎が医者になった理由を知る。健次郎は、喜八郎に言われて医者になったのだが、それはイシと同様に、わが子を亡くした喜八郎の思いからであった……。