第9週「最後の一人まで」11月27日(月)〜12月2日(土)

町子は、戦中戦後を過ごした自分たち家族の物語を書き始める。昭和18 年、15歳の春を迎えた町子は日本臣民という言葉が好きで、愛国小説を好んで書く女学生だった。花岡写真館は、出征していく人々や、その家族が撮影に連日訪れていた。その忙しいなかで、技師の浦田も召集されていくことに。

だが、町子は浦田の出征を心から祝うのであった。そんなとき、有名な歌劇団の女優、古城あやめが写真を撮りに花岡写真館を訪れる。そして撮影した常太郎と町子らを観劇に招待する。これを機会に、常太郎は歌劇団の公演記録の撮影の仕事を請け負ってくる。もうけに夢中になり安易に仕事を請け負ってくる常太郎と、無理をせずにていねいに仕事をこなそうとする徳一との間で口論となるが、常太郎の強引さに不本意ながら徳一は劇団の写真を撮り続ける。

季節は過ぎ、夏休みを利用して、東京の大学に通っていた、いとこの信次が花岡家に遊びに来る。町子は淡い恋心を信次に寄せるが、信次の出征の志願を知ってしまい、愛国心の強かった町子は、複雑な思いに駆られる。そんななか、常太郎が急死する……。

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