第25週「お兄ちゃん」3月19日(月)〜24日(土)
時は流れ、平成9年。診療所を閉めた健次郎と町子は夫婦の時間を楽しんでいた。だが、町子の忙しさは変わることなく、執筆に加え講演や取材と精力的に動き回る日々だった。そんなとき、昭一が平真佐美を連れて徳永家を訪れる。彼女と去年からいっしょに暮らしているという。
そして真佐美を連れて奄美に帰ることを打ち明ける。そこへ、真佐美の兄・広明が真佐美を探しに徳永家を訪れる。奄美にいる父親のことで相談があるという。真佐美と広明のぎこちないやりとりの様子を見ていた町子と秘書の矢木沢純子は、広明が真佐美の兄であることを疑うのだが……。
そんなとき、昭一は真佐美からお金を頼まれる。兄の広明に借金があるのだという。昭一は真佐美に貯金通帳ごと渡すのだが、通帳を持って出かけた真佐美にお金を全額引き出される。昭一や町子や健次郎は真佐美の帰りを待つのだが……。また、町子は純子がほのかに恋心を寄せる編集者の北野吾郎から結婚の話を聞く。相手は同じ出版関係で彼女のことを純子も知っているという。町子は純子に伝えて欲しいと頼まれるのだが……。