第21週 「生きる歓(よろこ)び」 / 8月21日(月)〜26日(土)

東京に着いた桜子は、行方不明の冬吾を焼け跡の中で見つける。冬吾は惨状を絵に描きとめようとした折に廃屋の倒壊に遭い、足が抜けなくなっていた。桜子は、全力で冬吾を救い出そうとするが、しかしその折に冬吾は足を負傷する。しかも傷口からばい菌が入って、生死の境をさまよう。

一方看護婦の杏子は、負傷者たちの手当てに奮闘する中で、空襲で妻子を失くした鈴村浩樹と再会する。また桜子と共に東京に来た磯も、行方不明だった和之とやっとの思いで再会をする。冬吾の容態も、桜子たちが心配する中、回復に向かう。

笛子は、食糧事情の悪い東京を離れ、皆で岡崎に疎開することを提案。しかし、杏子は傷ついた人々を助けたいと、東京に残る。岡崎に戻った笛子は郵便配達の仕事につき、一方、桜子は子供達に音楽を教えたいと思い始める。

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