第17週 「希望は捨てません」 / 7月24日(月)〜7/29日(土)

桜子は、亨が目の病気(網膜炎という病気である可能性)らしく、精密検査に多額の金がかかることを笛子と冬吾に告げる。国策に従わない冬吾の絵は売れず、笛子は知り合いのつてで電話交換手の仕事を始めるが、亨をお守りしながらでうまくいかない。

そんな笛子を見た冬吾は、自分が働くと言うが、笛子は冬吾には絵を描いてもらいたいと願う。仕方なく冬吾は、笛子に黙って桜子に仕事を紹介してもらう。それは鋳物工場で材料を持ち運びする仕事で、冬吾にはつらいものだったが我慢する。

そんな折、以前ダンスホールのジャズバンドで腕を鳴らしていた秋山が食い詰めているのを、桜子が発見。マロニエ荘に連れて来る。秋山はこんな時代に芸術をやっても意味がないと嘆くが、桜子は希望を捨てたくないと言う。その言葉に触発された秋山は、質に入れたサックスを取り戻そうとする。桜子は亨のために曲を作った。その曲が売れたため、桜子はそれを亨の検査代の一部にあてた。一方亨の目の検査結果が出るが・・・

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