第18週 「いつかまたピアノは響く」 / 7月31日(月)〜8月5日(土)

マロニエ荘に住む画家・守田が出征して、恋人の八重は元気がない。八重を慰める桜子は、秋山がラジオ用の音楽を編曲する仕事を手伝うことになる。そんな折、八重が妊娠していることが発覚。

産むべきかどうか悩むが、桜子やヤスジが応援すると言い、産むことを決意する。一方、杏子は働いている病院で、妻子に見放され何もしゃべろうとしない傷痍軍人の鈴村浩樹の看病をすることに。浩樹の父・士郎はマロニエ荘周辺の隣組長だが、息子の不甲斐無さに嫌気がさしている折にマロニエ荘のピアノの音を聞き激怒し、ピアノ線の供出を強要する。

桜子はヤスジとともに歌謡大会を企画して、何とかピアノの良さをわかってもらおうとするが、士郎には理解してもらえない。そんな折、秋山が慰問先で足止めを食って、桜子はラジオの仕事に一人で挑戦せざるを得なくなる。桜子が編曲した「故郷」がラジオから流れ、それを聞いた浩樹は心を開いていく。士郎も桜子に感謝するが、もはやピアノ線の供出をやめることは出来ず、マロニエ荘のピアノは鳴らなくなる。

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