桜子は女学校から逃げ出し、演奏会に向かうがすでに終了。誰もいない舞台でセントルイスブルースを弾いていた、そこへ西園寺公麿が現れる。東京の音楽学校を知った桜子は、家族にそこへ行きたいと宣言するが、家族から反対される。周りから生き方を決められることに反発する桜子は、新入生歓迎会の合唱でジャズバージョンの「花」を披露し、西野先生から1週間の停学処分と反省文の提出を言われる。
さらに、桜子はひょんなことから乱闘騒ぎ(神社で決闘したキヨシが原因で)で警察に連行されてしまい、西野からさらなる怒りを買うが、父源一郎が桜子の代わりに書いた反省文を提出。それを止めようとした桜子は、源一郎からぶたれる。しかし、そのことが桜子の将来を思ってやってくれたこととわかり、桜子は源一郎と和解する。
ある日、桜子の志望を祖父の徳治郎にも理解してもらおうと家に呼ぶ。ところが、その日、近くの村で土砂崩れが起こり、土木課の源一郎は避難動員に駆り出されたうえ現場で落石事故に遭遇してしまう。