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2007年11月 アーカイブ

2007年11月09日

第8週「失意の帰郷」

女将修業をあきらめて加賀美屋を飛び出した夏美は横浜に戻った。どこにも帰れず一人打ちひしがれる夏美を見つけた柾樹は優しくアパートに迎え入れる。ふと実家に足を伸ばした夏美は弟の智也に見つかり、促されて家に帰った。しかし、啓吾はケーキと女将の修業どちらも放り出すような娘を迎えるわけにはいかないと夏美を追い出す。

横暴な父の態度に反発した智也は家出して柾樹のアパートに転がり込んで来る。今回の件に責任を感じる柾樹は環たちと話し合うために盛岡に戻る。柾樹は夏美が女将修業を辞めたいのなら自分も加賀美屋を継ぐのをやめると環に話し、さらにカツノにも夏美を幸せにするために盛岡には戻れないと謝った。

第9週「中途半端じゃ終われない」

自分と別れて旅館を継ぐ方が柾樹の幸せだと考えた夏美は婚約解消を願い出るが、柾樹は夏美と結婚して横浜で暮らすと言う。そんな時、夏美に斉藤翼からお礼の手紙が届いた。夏美は自分の不注意から翼をアレルギーの発作で苦しめたことを謝りに行く。

一方、加賀美屋では斎藤愛子からの賠償請求にどう対応するかで揺れていた。伸一は裁判で争うべきだと主張するが、カツノは誠意を持ってお詫びするだけと取り合わない。さらに伸一は恵美子を女将にするべく無理強いして、夫婦仲がこじれてしまう。夏美と柾樹の関係も互いに思いやる心が強すぎてぎくしゃくし、夏美は柾樹のアパートを出て行った。

第10週「職人気質」

心からおもてなしが出来る女将になりたいという自分の本心に気づいた夏美は柾樹との関係を白紙に戻し、女将を目指す一人の女として修業をすることを決めた。加賀美屋に戻った夏美はもう一度女将修業をさせて欲しいと願うが受け入れてもらえない。

伸一が平治を怒らせてしまったため、大切なお茶会で使う茶釜を渡してもらえないないことを知った夏美は、もし平治の茶釜をもらって来たら修業を認めてくれと頼み込む。平治は茶釜が欲しいとやって来た夏美をいったんは追い返すが、雨のなか座り込みを続ける夏美に根負けして家に入れてやる。

第11週「ライバル登場」

夏美の修業再開を認めたカツノが大女将を正式に引退し、環が名実ともに女将として旅館を取り仕切ることになった。環は夏美を追い出すために職場復帰させた時江の監視下で厳しい修業をさせる。

夏美が戻って来たことに危機を感じた伸一は妻の恵美子を無理やり若女将にしようとして夫婦仲がギクシャクしてしまう。そんな折、浩司が交際している彩華を家族に紹介する。急な事情で仲居の手が足りなくなり困っていた環に彩華は仲居として働かせて欲しいと申し出た。

第12週「裏の心と表の心」

組合費が紛失した一件で、夏美が彩華を犯人扱いしたと浩司が猛抗議に来た。他の従業員や環たちからも非難を受けて夏美は孤立する。だが、浩司は彩華が組合費の袋を懐にしまうのを偶然目撃してしまう。

浩司は彩華に問いただすが、母の入院費のためと聞かされて一肌脱いで金の工面をしてやることにした。夏美はカツノから、配慮のない言葉で他の従業員たちを傷つけたのだと言われて、はじめて自分の至らなさに気づき皆に謝罪する。一方横浜では、柾樹が夏美の実家に間借りすることになり、啓吾たちは張り切っていた。大きな仕事を任された柾樹は休みなく働き、落ち込んだ夏美が連絡を取ろうとしても電話さえつながらない状態だった。そんな時、夏美は下宿仲間の聡から好きだと告白されてしまう…。

第13週「真実の思いやり」

夏美は一流料亭の娘の彩華が女将修業のライバルとなったことに内心不安を感じていたが、修業は自分のためにやるものだと固く信じて頑張る。腰を痛めた番頭の中本に代わって夏美が庭の松の手入れに精を出す一方、彩華は環について女将としての接客を学んでいた。

地味な松の手入れを懸命にする夏美を見て、中本や時江は夏美の真剣な思いと不思議な魅力に惹かれる。次に蔵の食器の整理を言いつけられた夏美は熱中するあまり脚立から落ちて足を痛めた。カツノは実力以上に頑張る夏美のことが心配になるが、環は二人の修業の様子を見て、昔カツノに言われた屈辱的な言葉を思い出していた…。

第14週「二人の誓い」

夏美は柾樹から盛岡に帰ると電話を受けて久しぶりに明るい気持ちになった。カツノは夏美と彩華のことで従業員たちがいがみあっていると聞き、環に厳しく意見をする。旅館のことに口出しされた環は内心腹立たしかったが、姑の言うことには逆らえず悔しい思いをする。

ある日、柾樹の同僚の香織が加賀美屋に現れた。なぜ柾樹が仕事をやめて盛岡に帰るのかを知るために来たが、夏美の柾樹に対する真っ直ぐな気持ちに納得して帰った。そして、ついに柾樹が加賀美屋に戻って来る。環にうながされて従業員たちに挨拶をした柾樹は、幼なじみの彩華と再会して驚く…。

第15週「伝統は変えられません」

夏美は柾樹が加賀美屋に戻って来たおかげで、仲居の仕事にいっそう張り切っていた。柾樹は伸一の下で帳場を手伝うことになったが、環はそのうち二人の立場が逆転するのではないかと心配する。彩華は加賀美屋の内紛につけ込めば女将になれると考えて浩司と付合いはじめたと柾樹に告白し、柾樹の胸で泣いた。

旅行ガイドブックの調査員が加賀美屋の格付けをするために来ることになって、夏美と彩華のどちらが若女将にふさわしいか、この調査員の評価をもとに白黒をつけようと環は考えた。ある日、川端という調査員らしい男が宿泊に訪れた。伸一は彩華を強引に川端の担当につけて、女将競争で有利になるよう計らう。夏美は予約なしで来た怪しい客・田辺の担当を命じられる。

第16週「競い合いの決着」

彩華が担当した客はガイドブックの調査員ではなく、夏美の担当した客が調査員だった。夏美のサービスや態度が素晴らしく老舗旅館にふさわしいもてなしだったと雑誌記事で賞賛される。それを知ったカツノは夏美と彩華のどちらが若女将にふさわしいか、結論を下すようにと環をせき立てた。

環は彩華に敗北を告げようとするが、彩華はここで自分が負ければ環の立場は不利になると切り返す。ある日、彩華は訪ねて来た男たちに借金の返済を強引に迫られるが、浩司と柾樹が捨て身で彩華を守った。夏美は病気で休む彩華を見舞いに行き、彩華が自分を追い出そうと仕組んだ計略をすべて聞かされる。

第17週「柾樹の孤立」

加賀美屋の改革に乗り出した柾樹は、板長の篠田が長年続けてきた仕入れ方法を見直して食材費の赤字を削減しようする。夏美は改革を急ぐ柾樹を心配するが、経費削減を強引に進める柾樹と従業員の反目はひどくなるばかりだった。

環たちは柾樹が失敗しておとなしくなればと期待する。ある朝、柾樹が仕入れ先を勝手に変えたため、馴染みの業者から魚をもらえないと篠田が怒鳴り込んできた。やり方を変えて欲しいと柾樹は説得するが、反発した篠田は板長を辞める。そのため加賀美屋は今夜の客に出す料理の算段もつかずに混乱する。伸一は組合に板前を派遣してもらおうとするが上手くいかない。

第18週「遠野への旅」

観光雑誌の取材のため遠野を訪れた夏美は、河童が出るという川に誤って落ち、偶然通りがかった政良に助けられる。びしょ濡れの夏美は政良の家に案内され、紀美子や五人の子供たちから泊まるよう勧められた。

一方加賀美屋では、旅館組合への寄付金を断った柾樹と、それを知った伸一との間でまた揉め事が起きていた。古い悪習を断ち切るべきだという柾樹の主張に環は理解を示すが、それがかえって家族内の不和を大きくする。夏美は一晩留守をする政良に代わって、子供たちの面倒をみることになった。その晩、不思議な少年・三郎が政良を訪ねて来る。

第19週「女将の決断」

柾樹は夏美のおかげで、父の政良と二十数年ぶりに再会し和解することができた。柾樹が加賀美屋を強引に改革しようとしていることを知った政良は、環たちとも心を開いて話し合えばきっと分かり合えるはずだと忠告する。盛岡に戻った柾樹は素直な気持ちで環に感謝し頭を下げた。

そんな時、カツノが倒れ病床に伏せる。カツノの死期が近いと感じた環は、夏美と柾樹の結納を近々行うと言い出した。急な話に啓吾や房子は戸惑うが、横浜で行われた結納は無事に終わった。そのあと開かれた両家の会食も和やかに進んでいたのだが、加賀美屋の跡継ぎの話になって列席者の雰囲気がまずくなる。だがその時、環が夏美を若女将にするとはじめて公にした。

第20週「家族の和」

柾樹が旅館を継ぐことに納得がいかない伸一は柾樹と対立し居づらくなって帳場を出て行く。夜遅く酒に酔って戻って来た伸一は夏美と柾樹に毒づいて玄関に倒れこんだ。仕事もせずに毎晩飲み歩く伸一を心配した環は、加賀美屋のために我慢してくれと伸一に頼み込む。

だが、伸一は子供の頃から腹に溜めてきた環への憎しみをぶちまけ、思わず環は伸一の頬を打ってしまった。夏美と柾樹は伸一の下で働かせて欲しいと環に申し出るが、新しい加賀美屋を作るためには柾樹が跡継ぎになる必要があると環は譲らない。この崩壊寸前の家族を救ったのは病床のカツノだった。伸一に自分の株券すべてを手渡し、お前の力がなければ家族は団結できないと訴えたのだ。そして、夏美と柾樹の結婚式の当日。横浜から啓吾や房子たちも来て、加賀美屋は大勢の客であふれかえっていた。

第21週「加賀美屋の一番長い日」

夏美と柾樹の結婚式の朝、カツノの容態が急変した。そこへ突然政良が現れ、カツノと親子の再会を果たす。環はカツノの容態悪化を誰にも告げず式を続ける決断をして式場に向った。そして、二人の結婚式が厳かにはじまる。

そのころ加賀美屋には披露宴に出席する親戚や友人たちが次々に訪れていた。式場から戻った夏美がカツノに会おうとすると、環がその前にやるべきことがあると言い出す。披露宴の席で環は、今日から夏美が若女将になることや加賀美屋の経営はゆくゆく柾樹に任せることを発表した。そのあと二人は環に連れられ病床のカツノに会いに行く。カツノは夏美を支えるのが夫の務めだと柾樹に言い、夏美にはずっと柾樹のそばにいてくれと頼んだ。そしてカツノは環と二人きりになると、加賀美屋女将に代々伝わる玉手箱の秘密を語りはじめる。

第22週「悲しみに負けない笑顔」

環は従業員たちに、カツノの遺志を継いで加賀美屋を盛り立てていこうと訓示をする。この日から若女将として働きはじめた夏美は明るい様子だったが、環は不安を感じて時江を夏美の補佐役に頼む。夏美は下宿を出て母屋で柾樹と一緒に暮らすが、柾樹も夏美が頑張り過ぎていると感じて心配だった。

平治は工房で飼っているカツノの子ガメを見ては思い出に浸る夏美の様子に、やはり不安を覚える。そしてある日、心配していたことが起きた。怒った客に夏美は呼び出されたのだが、ただ動転するばかり。そこへ駆けつけた環は夏美の起こしたミスに気づく。

第23週「不気味な影」

カツノが亡くなった悲しみを乗り越えて夏美は毎日仕事に励んでいた。環はそんな夏美を見てひと安心する。伸一は柾樹が作った経営改革案が評価されて銀行融資が認められたことを素直に喜べず、酒におぼれるようになった。

そして、酒場で馴れ馴れしく近づいて来た秋山と意気投合する。秋山と深酒をした翌朝、伸一が目覚めたのはホステスのレナの部屋だった。次の日、秋山が伸一を訪ねて来て、レナとの出来事をうまく処理してやると請合う。夏美は客に喜んでもらえるオリジナルの洋菓子作りに力を入れ、柾樹は旅館の改修で客足を回復したいと計画を進めていた。ところが、秋山が加賀美屋を全面建替えする伸一のプランに興味を示し、資金全額を用意すると約束してくれたことで、雲行きが怪しくなる。

第24週「加賀美屋の危機」

伸一は、秋山のおかげで旅館の全面建替えをする新たな資金のメドがついたと報告する。環はだまし討ちのような伸一の行動を責めるが、恵美子たちが伸一に味方したため、加賀美家が二つに分かれて対立することになる。さらに従業員も秋山に説得されて、伸一の全面建替え案を支持する方に傾く。

環は伸一の目を覚まそうとするが、秋山と組むことが加賀美屋のためになると固く信じる伸一は聞く耳を持たない。秋山から加賀美屋の給料がいかに安いかを吹聴された仲居たちは賃上げ要求をしようと盛り上がる。心配した佳奈は秋山の動きを注意するよう夏美に伝えたが、従業員の和は確実に乱れはじめていた。

第25週「一番大事なもの」

伸一は加賀美屋の株をだまし取られてしまったことを謝るが、家族たちは意気消沈したままだった。しかし、互いを思いやる気持ちが家族にある限り大丈夫だと明るく話す夏美に勇気づけられて、皆は協力して闘うことを誓う。

加賀美屋に現れた秋山は、建物を全面改築して大勢の客を収容できる旅館にする計画を環に突きつけた。異存があれば加賀美家の家族を経営から外すと脅しをかける。さらに秋山は仲居たちをそそのかしてストライキを起こさせる。夏美や環は窮状を訴えて説得を試みるが、仲居たちは応じず両者の関係は悪化した。そして、仲居や板前たちは条件の良い職場に移ると言って加賀美屋を去ってしまう。環はこの危機を家族一丸となって乗り切ると宣言する。

第26週「来る者帰るがごとし」

夏美は加賀美屋を立て直してみせると秋山に言ったものの、確たる自信はなかった。だが、彩華や元板長の篠田という助っ人が現れ、裕二郎たちも手伝いに駆けつける。さらに韓国スターのジュンソが加賀美屋を応援しようとファンに呼びかけ、経済評論家の斎藤愛子はテレビ番組で老舗旅館を強引に買収しようとする外資を痛烈に批判した。

おかげで宿泊予約は回復し明るい兆しが見える。加賀美屋を守ろうとする世間の反応に戸惑った秋山は、こっそりと旅館の様子を伺いに来た。ところが突然、秋山の部下たちが現れて営業の即刻中止を宣告する。環はその要求を受け入れるが、今日一日だけは客を迎えたいと頼み込む。

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