第26週(最終週)「ほな、また!」3月26日(月)〜31日(土)

健次郎がかっ血して倒れ、病院に運ばれる。町子は、加藤医師から、健次郎が肺ガンであることを聞く。手術は行わず、放射線治療を行うが余命は半年から一年だという。病室に戻った町子だが、健次郎にはほんとうのことが話せない。

徳永家に帰った町子に、純子はほんとうのことを健次郎に話すほうがよいのではと諭す。翌日、町子は健次郎に病気のことと治療のことを話す。事態を冷静に受け止めようとしている二人であったが……。治療が始まって二週間、治療のつらさは健次郎の体力を徐々に奪っていた。昭一や和代や、徳永家のご近所のみなさんが見舞いに訪れ、健次郎を元気づける。

そんなある日、町子は病院から健次郎の自宅への外泊許可を取る。その日は健次郎の誕生日であった。徳永家に子どもたちが集まり、盛大に誕生日を祝う……。入院して六か月を過ぎたころ、健次郎は病室で静かに息を引き取る。亡くなった健次郎といっしょに徳永家に戻った町子は、告別式を前に喪主のあいさつの内容を考えていると健次郎の声が聞こえる。振り向くと、そこにいつもの健次郎が座って笑っていた……。

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